Happiness is an old friend.
〜Snoopy〜
右上の写真のスヌーピーのセリフが、上記の
"Happiness is an old friend."です。
★数年前に購入したPHSについている古いカメラで撮ったので
画質はこれが精一杯でした。(苦笑) 私、デジカメすら
持っていないんです。職場が秋葉原なのにね。ははは。。。
このスヌーピー君は、昨年夏にアメリカ西海岸のサンタモニカの
本屋で買いました。私は、旅に出ると、ついつい「言葉」を探して
しまいます。好きな言葉、心の支えになりそうな言葉、等を。
平凡な言い方かもしれないけれど、「古い友達」がやっぱり一番!
自分の長い過去を、良い思い出も苦い思い出も含めて理解してくれて
いる「古い友達」との、黙っていても分かり合える瞬間。
20年近い時間が一気に溶けて、和やかな空気が流れる空間。
先日、東京都心で、親友の羽根陽二郎さんに遭遇しました。
九州は久留米在住の羽根さんと、なぜ東京の街中でばったり
逢えるの!? 運命に感謝するしかないです。1時間ほどの
短い時間でしたが、「生きててよかった」と思える時間でした。
私の結婚式の時に、彼を「命の恩人」と紹介しました。
少々大げさかもしれないけれど、彼に出会っていなかったら
自殺していたかもしれない・・・本当にそう思っています。
★もちろん、「命」とか「自殺」などという言葉を
軽々しく使うのは避けるべき行為です。だけど、
彼に出逢っていなかったら、今自分が生きているか
どうか分からない、と本当に思えるので、そう表現
するしかないんです。
どうやって生きていったらいいか分からず、途方にくれていた
私に、羽根さんは「人生の指針」を与えてくれた。
私がある程度本を読むようになったのは彼のおかげです。
特に、彼を通じて開高健の小説に出逢えたのが大きかった。
新潮社 (1982/10)
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実体験をもと書かれた壮絶な文学作品。傑作である
純文学界が開高を語らないのは、実は語れないからではないのか?
学生時代に彼に言われた、一番厳しい言葉。
「野口、お前はちゃんと物が見えていない。」
当時は反論したけれど、今は彼の意図が良く分かります。
確かに当時は物が見えていなかった。物の「表面」は見えて
いたかもしれないけれど、物の「中身」「本質」はほとんど
見えていなかった。そんな大切なことに気付かせてくれた。
「よう、野口、最近髪が薄くなったなあ!」
そんな酷いことを言われても大丈夫。
なんったって、相手は命の恩人だから!
Happiness is an old friend.
感謝。 合掌。