GMAT CR (Critical Reasoning) のワンポイント・レッスンです。


<例題>


The Macrohard Company has determined that it is necessary
to reduce the number of sales representatives on the staff.
Rather than deciding which sales representatives will be fired
on the basis of seniority, the company plans to fire the least
effective sales representatives first.


Macrohard Company's plan assumes that


(A)......
(B)......
(C)......
(D)......
(E)......




GMAT CR (Critical Reasoning) の問題は、このように



Argument(文章)


Question(問題)


5つの選択肢



という構成で成り立っています。



お奨めの解法の手順は、以下の通りです。



①まず Question を見て、Question Typeを判断する


 この問題は、「著者は何を assume しているか」と問う
 Assumption Question です。 Assumption という単語は、
 辞書的に固く訳せば「前提、仮定」、平たく風太郎流に訳せば
 「著者の勝手な思い込み、勝手な決めつけ」となります。つまり、
 この問題は「著者がどのような勝手な思い込み、決めつけをして、
 この議論を展開していますか」と尋ねているわけです。



②次に、Argumentを読んで、著者の Assumptionを予想する。


 ここが大切です。多くのGMAT学習者は、ここですぐ選択肢を
 読みに言ってしまう。もちろん、すぐに選択肢を読みにいって
 解ける人もいますが、CRが苦手な人は、是非ここで立ち止まってほしい。
 つまり、「選択肢を読む前に、自力で著者のAssumptionを予想する
 作業をしていただきたいんです。


 <注> もちろん、本試験中は、すぐに選択肢を読みにいくのも
     一つの方法です。ここでは「勉強法」「訓練法」として
     「すぐに選択肢を見ない」ことをお奨めしている次第です。


 
③最後に、自分が予想した「著者のAssumption」に近い選択肢を
 探して、答えを選ぶ。


 自分が予想した通りのAssumptionが選択肢にあると「スキッ」と
 しますね。(^^)  爽快な気分になります!


以上のような解法が「型にはめて解く」解法です。
理想は、「多くの問題で、Argument を読んだ時点で、
著者の Assumptionがある程度予想できる」ようになることです。



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将棋の詰め将棋でも同じ様なことが言えます。
永世棋聖・米長邦雄氏が、著作の中でしばしば


「詰め将棋を、すぐ解答を見るのではなく、
ひたすら自分で考え抜く。1日かかってもいいから
自分の脳みそで汗をかく。この作業をさぼって
すぐ解答を見ているようでは大物になれない。」


という趣旨の発言をされていますが、GMAT CR でも
同じことが言えると私は考えます。


さあ、それでは、この問題の著者(Macrohard Company's plan)の
Assumption、すなわち解答を予想・イメージしてください。
明日5つの選択肢をご紹介します。


ポイントは、「まずは、自分の頭で考え抜く!」です。


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