今週、来週と2週間にわたって、関東学院大学の国際センターでTOEFL(ITP)講座を担当しています。


関東学院は、私の両親の母校でもあり、恩師の高尾利数先生が法政大学に移る前に教鞭をとられていた大学でもあり、またキャンパスが私の実家に近くとても懐かしい気分になります。ご縁があって、昨年の夏から春休みと夏休みのTOEFL短期集中講座を担当させていただいております。


初日のアンケートを拝見しましたが、手ごたえ十分です。一人でも多くTOEFL(ITP)で500点を突破できるように頑張ります。


私は、英語講師として好評価をいただく時には


・論理的
・分かりやすい
・面白い


というコメントが多いです。


私が大学生だったころ、生意気な後輩の学生(女性)がいました。しょっちゅう英語の勉強法を尋ねててくるのに、「説明が分かりにくい」とか「そんなこと言っても現実的には無理」とか、ブチブチ文句ばかり言われていました。そして、ついにある日、彼女は私に


「結局、野口さんは英語ができない人の気持ちが分からないんですよね。」


という「捨て台詞」をはき、私が怒り、2人の関係は疎遠になってしまいました。


でも、よく考えてみると、彼女この言葉はかなり正しいんですね。歳を経るごとに、じわじわとこの言葉が頭を何度もよぎり、「ああ、確かに私は初心者の視点に立って物を教えることができないダメな講師なのかもしれない。」と深く反省させられるに至りました。



今の私は、「初級者」「英語の落ちこぼれ」を相手にするのが大好きです。彼らの視点にたって、「何故彼らの英語力が伸びないのか」を一緒に吟味して、原因や対策を明らかにした上で、「さあ、ちゃんとした方法で勉強すれば大丈夫なんだよ!」と、支援していくのが大好きです。そして、「ああ、実は英語は面白いんだ!」「こんな授業いままで受けたことがない!」「この勉強方法なら頑張れるかも!」などの反応をいただけるのが至福の瞬間です。


今回のKGUの講座ですが、何人かには「やる気の火をつけた!」はずです。ただ、私にできることは、きっかけを与えるだけ。後は皆さんの普段の勉強次第です。


明日の授業以降では、自分の時間でどのような勉強をすべきかもお話します。







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