久しぶりに、ジャズライブに行ってきました。



独身時代は、給料全部を「飲み代」にあててまして (^^;
横浜を中心にジャズライブにも足繁く通っていました。
が、最近は仕事も忙しく、年に1,2回くらいがせいぜい。


バンド(ピアノ、ギター、ベース、ドラム)は素晴らしかった!
特にギターとピアノは、歯切れが良く、息も合っていて文句なし。


ただ、ボーカルの女性が・・・ うーん・・・


ライブ中「何が駄目なんだろう」と考え続けていました。


ライブ後、妻がポツリと「まねしてるだけなんだよね」。


うん、そう。 その通り。 恐れ入りました。


声をハスキーにする等、黒人ジャズシンガーの「表面」の
部分、テクニックの部分を「コピー」しているだけで、
本来自分が持っている声の良さや、日本人としての個性を
消してしまっているんです。そして、日本のジャズシンガーには
このような人が本当に多い。もっと「自分らしさ」を大切にしてほしい。


英語学習でもそうだけど、「まね」は大切です。
何事も、学習は「まね」から始まる。
だけど、「まね」は「まね」に過ぎない。


「まね」を突き抜けて、自分の個性、声の特徴、
日本人としてのアイデンティティー、等を生かした
「本当に自分のものにしたジャズ」を歌ってほしい。


その点、シンガーではなくピアニストですが、秋吉敏子は素晴らしいと思います。
「日本人である自分」を徹底的に見つめて、日本の楽器などもとりいれた、
ユニークな演奏をしています。


スケッチ・オブ・ジャパン




「まね」は大切だけど、「まね」から突き抜けなくてはいけない。




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