まずは、こちらをご覧ください。TOEFL Speakingの
ミニレッスン その1です。

http://d.hatena.ne.jp/futaro1968/20070612


TOEFL iBTは、特にSpeakingで苦労されている方が多い
ようです。まず厳しい現実として、ある程度基礎的な
「英語力」「英会話力」がないと、Speaking Section
は勝負になりません。


ただし、なにも「アメリカ人の様に」滑らかな英語が
しゃべれる必要はありません。ある程度、日本人の癖
が残っていても、「アメリカ人にとって理解しやすい」
「明瞭な」「聞き取りやすいスピード&音量の」英語で
あれば、十分高得点が取れます。



ある程度通じる英語であれば、特に重要なのは、
「内容の分かりやすさ」(アメリカ人の立場で!)と
「論理的な一貫性・整合性」だと思います。
採点の基準のひとつに「採点官が努力なしに、楽に
内容を理解できるか」という項目があります。
「努力なしに」を実現するためには、当然「発音」
と同時に「内容」が問われます。(当たり前のことですが!)


さて、今日のワンポイント・アドバイスです。

テンプレートは複数(最低2つ)準備してください!


たとえば、Q.1で「What is your favorite sport?」と
問われたとします。もし順調に結論と理由が2つ浮かべば、
以下の様な「正統派テンプレート」で攻めれば良いでしょう。


テンプレート① <理由を2つ述べる>

I like dancing. There are two reasons. First, dancing
is a good exercise. Second, dancing makes me relaxed.


多くの市販テキストに、この「まずは結論と理由を2つ述べる」
戦略が解説されています。そしてこれは理想的な展開です。
でも、しかし、いつもこのようにスラスラ理由が浮かぶとは
限らないのです。なんといっても、考える時間は15秒しかない!
抽象的な理由を2つ無理やり述べようとするために、沈黙したり
意味不明なことを言ってしまう人が多い。とても多い!


もし理由が1つしか浮かばなかったら、理由を1つだけ
述べて、さっさと具体例を語るべきです。


テンプレート② <理由を1つ述べる>

I like dancing. One reason is that dancing makes me relaxed.
Last weekend,I was ....



さらに言うと、理由が1つも浮かばなかったら、理由を
飛ばして具体例を語れば良いのです! 理由を述べなくても
少なくとも3点(4点満点)は十分に取れます。
(複数回実験済み)



テンプレート③ <理由なし> <経験・具体例を述べる>


I like dancing. I started ballroom dancing when I was
in college....


以上3つのテンプレートを、状況によって使い分けてください。
「理由を2つ絶対述べなくてはいけない」という呪縛から逃れて
ください。
ネタに詰まったら、上記のテンプレート③の様に、
「過去の経験やエピソード」「具体例」「未来の展望」を
がんがん述べましょう。そして、具体例を述べている間に理由が
浮かんだら、途中で理由を足せば良いのです。



Good luck to your study! Hope to see you in class!