英語も数学も同じだと思うのですが、勉強には


1.「なぜ」という姿勢を大切にする、「考える勉強」



2. 理屈はともかく、機械的に訓練する「愚直な勉強」


の2つの要素があります。


多くの方にとって、2.が勉強の大部分を占める方が多いのではないかと思います。英語で言うと、ひたすら英単語を暗記する。英単語と日本語での訳語をひたすら詰め込む。その上で、構文(たとえば、Not Until 構文)を丸暗記して、その構文に、詰め込んだ英単語を組み込んで英作文をする。


もちろん、この2.の勉強、愚直な勉強にも、それなりに意味があります。ですが、この2.の勉強だけだと、「いびつな、不自然な英語の使い手」になる危険性があり、もっと根本的な問題として「勉強が面白くなく、長続きしなくなる可能性が高い」という点があげられます。かつて、英和辞典を一冊丸暗記した生徒さんがTOEFLクラスにいらっしゃいました。(全ての単語に蛍光ペンで印がついており、とてもびっくりしました)ですが、残念ながら、その方のTOEFLスコア(PBT時代です)はあまり高くなかった。かつ、英語力がいびつだった。英和辞典では、英単語の本当の意味はうまく伝わりません。せめて英英辞典だったらよかったのですが・・・


逆に、1.の勉強法、「考える勉強」が好きな方、勉強の中心の方も存在します。私はこちらのタイプです。たとえば、英文法のルールをただ覚えるのではなく、そのルールの背後に潜んでいる歴史、文化的な背景、などをじっくりと勉強するタイプです。


私の現時点での結論は、「1.と2.のバランスが大切だ」です。私は1.が好きですが、逆に単語の暗記などの愚直な勉強から逃げがちです。逆に2.の勉強の方は、英語力に「理屈」という筋が通っていないため、ある程度の段階で壁にぶつかってしまう可能性が高い。


私の統計では、2.の勉強「のみ」している方が多いのです。そこで、Affinity英語学院では、1.の勉強法、「なぜ」を大切にする英語指導を実戦しています。


たとえば、英文法のルールの根本を理解するためには、キリスト教や聖書の本質の理解が不可欠だと私は思います。したがって、授業の中では、聖書の一番最初の部分(創世記)を実際に英語で読み、そして
そこから「なぜ英語は3文型(SVO)が好きなのか」「なぜ英語の時制は一直線の歴史観に基づいているのか」「日本人と西洋人の自然観はどのように異なるのか」等の解説をさせていただくことがあります。


この私の考え方の背景には、ソシュールの言語学、丸山圭三郎の言語哲学、そしてその「ソシュール・丸山言語哲学」の思想を、聖書研究へつなげていった高尾利数先生(私の恩師です)の研究があります。私はいろいろな理論をベースに英語を教えていますが、一番影響を受けているのが、この3人の考え方です。


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数学でも同じことが言えます。また続きはそのうち。。