Affinity英語学院 GMAT講座受講生による点数アップ報告の
第5弾(Eさん)をお届けします。


Eさんは、残されたGMAT受験チャンスが1回のみ、という
厳しい状況でAffinityにいらっしゃいました。時間がなかった
ため、主に「時間配分と問題の捨て方」「メンタルトレーニング」
「SCとCRの解法、テクニック」等に時間を使いました。


特に、精神的に負けそうになった時、辛くなった時に、如何に
気持ちを切り替えるかは、GMATにおいて重要な様子です。
私は必要に応じて、クラスの中でもフォーカシング(focusing)、
アンカリング(anchoring)、等の心理テクニックを指導させて
いただいております。


また、野口のSCの指導法は「一発ギリ」等の乱暴なテクニックに
頼りすぎている、というご批判をいただくことがあるのですが、
以下の体験談にもある通り、私の指導法はオースドックスなもの、
正攻法であると自分では考えています。


文中にもありますが、昨日お電話で点数報告をいただいた際には
思わずお互いに涙ぐんでしまいました!



GMATのスコア履歴:

2008/09 (530: V15, Q49, AWA4.0) 
2008/11 (590: V24, Q48, AWA4.0) 
2008/12 (600: V25, Q47, AWA4.5) 
2009/01 (570: V20, Q49, AWA4.5)
2009/08 (600: V28, Q46, AWA5.0) 
2009/09 (580: V24, Q47, AWA5.5) 
2009/11 (600: V21, Q50, AWA4.5) 
2009/12 (600: V23, Q48, AWA5.5) 
2010/01 (680: V33, Q49, AWA?) 


3年前から留学を目指し、昨年はTOEFL97、GMAT600点という点数で
トップスクール3校に出願し、当然のごとく不合格となってしまった
のですが、諦めない人間が最後は勝つ、2009年はリベンジだと意気
込み、2009年3月頃からTOEFLとGMATの勉強に勤しんできました。
2008年までの予備校費用もかけておりましたし、もうセオリーは
一通り学んでいるから、とGMATについて2009年は独学で何とか
しようと、とにかく問題を片端から解いていき、TOEFL(何十回受けた
ことか。。。)と平行して準備を進めました。


そしてGMATを久々に8月に受けましたが、試験の前にはCRのロジックを
ノートに書き出して、自分の形を叩き込むという方法で勉強をし、試験に
臨みました。そこでVが28と今までの中では一番いい点が出たものの、
Mathで時間配分に完全失敗してしまい、46点という結局600点止まり、
その後のテストではターゲット校の1stデッドライン前日などにあわせ
試験日程を組み、2回受験しましたが、Vは下がる一方。満を持して受けた
クリスマスイブの試験、ここでもまたまた600点。。。Mは数学受験で
得意なはずなのに、PREPでは50か51しか取ったことが無いのに、
本番ではVが控えているというプレッシャーでミスが目立つのか、
Mまでもが負のスパイラルに入ってしまいました。


そこで、昨年の受験で大逆転を収めた友人のyoさんに勧められた
Affinity英語学院に年末に電話しましたが、1月半ばまでお休み
でしたので、ホームページに書いてあった再開日の電話受付時間
すぐにお電話し、門を叩きました。


数えてみると9回目のGMATを受験し、次は9月まで受けられないので、
本当にこれが最後で、野口先生だけを信じて、3週間、4回ほど個別
指導でご指導をいただきました。


■捨てる勇気
1回目の授業では、主に捨てる勇気とリラックス方法をご教示いただき
ました。600点後半、700点取るためにはRCは一つも捨ててはいけないと
いう合格体験談が多い中、4問目は捨てましょう。さらに640〜650でいい
なら、もう一つ捨てても良いかもしれない、とのアドバイスを受けました。
よく言われていることだとはいえ、自分はそれを実践できず、1問1問の
解答スピードをあげることに今まで注力してきました。(SC1分、CR2分
のような)しかし、今考えると、そのスピードをあげることは同時に
正答率を下げることと表裏一体であり、適当に解いているだけ、もしくは
問題の解答そのもの(もしくは解答パターン)をただ覚えているだけだった
ように思います。ランダムクリックをやることは仕方ないとわかっていな
がらも、結局あわよくば全部解こうとして、最後あわててクリックという
精神状態は誰もが持っていると思います。


また、時間を捨てる勇気もご教示いただきました。テスト中に解答に窮し
たりして苛立ったり慌てたりしたことは今まで何度もありました。そこで、
数秒間、場合によっては1分近くを捨てて、問題のことを考えずにリラックス
する、成功体験を思い出すという心理学的な実践方法も指導していただき
ました。


私は本当にラストでしたし、この捨てる実験をするのに相当抵抗があり
ましたが、この捨てる勇気を決めたことで解答時間が伸びたような間隔を
持つことができ、その他の問題にリラックスしてのぞめたと思っています。


■SC
OG(11th+Verbal Review)のSCで、腑に落ちない点を質問し、解説を
していただくという方法でSCの弱点を洗い出していただきました。
如何に自分の理解が甘かったか、OGの適当な解説を適当に理解していたか、
選択肢の一発切りなどをすることがいかに危険か、を痛感しました。
自信を持って解答した答えが間違っている、この理由を見出したことは
本当に大きかったと思います。


■CR
CRは野口先生に用意していただいた教材で、Assumption Questionの
解き方を集中的にご教示いただきました。StrengthenやWeakenなどに
応じて、解法を使い分けていたのですが、とにかくAssumptionを
やっていただきました。また、補足的にBoldfaceなど解法が異なる
ものも教えていただきましたが、このAssumptionへの集中が大きいと
思います。


■RC
RCは特に何もやらず。むしろ4問目は捨てることだけを決めて、
GMATPREPなどを解くのみでしたが、いつも心がけているのは
選択肢のひっかけ(文章中の単語を使っているが、ずれたことを
言っているもの)を避け、全体像を見るように読解していました。


■前々日、前日
両日ともにGMATPREPを解き、700越えすることを確認し、間違えた
問題を野口先生に教えていただいたとおりにやったら間違えないか
確認。それでもわからなかった問題は、そんなもんかと見過ごす。
その後、2〜3回ほどGMATPREPのVerbalだけを解く。間違えた問題
には上述したやり方と同じように対処。


■○月×日試験
9時からの試験の前に8時ぐらいに喫茶店に入って、SCの見直しと
AWAのテンプレートだけ見ていました。朝弱いので、眠かったですが。。


2ndで出した学校の名前にスコア送付を登録し、差し替え前提に
スタート。ここで意気込み過ぎないように野口先生流リラックス
手段を試して、リラックスする。AWAは淡々と記述。


MATHは自分の思ったとおりに解いてみて解答が合わない場合は、
即捨てて、次の問題へ。結果、1〜2分余る。


Verbalは時計も見ることなく基本的には丁寧に解いていき(2度読み
3度読みも辞さず)、それでも解答に迷ったらその問題は捨てる。
結果、34問目で最後のRCに差し掛かった時には残り10分。躊躇無く
3問ともランダムクリック。残りのSC2問は納得して解き、CR3問は
1問丁寧に、1問はランダムクリック、もう1問はその中間の解き方
という感じで解きました。


点数を見る時は心臓が飛び出るぐらい緊張しましたが、680点を見た時、
今までの「あぁ、またか。。」といつも暗い気持ちで帰っていた時の
苦労を考えて、ジーンとしました。その後、すぐに立ち上がって部屋を
出ようとしたら他に人がいて、静止されるなどしました。


結局680点で、700点には届かなかったのですが、その夜、GMAT差換えの
メールを送ると、即座に大多数の学校が承ってくれました。80%レンジに
入っただけでも満足しております。やっとDisadvantageを背負わなくて済む、
エッセイをちゃんと見てもらえる、と。


野口先生、affinity英語学院は、私のラストリゾートであり、4回の講義は
(個人指導)最後の希望でした。


自分にとっては目から鱗、今までいかに間違った解き方をしていたのかを
教えていただきました。本番で実際に野口先生に教えていただいたとおりの
ことができたかどうかは、正解の内訳がわからないので不明ですが、
野口先生の言うことを信じたことがスコアアップにつながりました。


終わった後、野口先生に電話したら、自分のことのように喜んでくれて、
本当に涙が出そうになりました。友人に半年以上も前に勧められていた
ものの、独学にこだわりましたが、もっと早く門を叩いていれば、と
いうのが唯一の後悔です。


最終的に合格できるかどうかはわかりませんが、信じるものをもつこと、
本当の意味で最後まで諦めないことで、希望は見えてくることが今回
わかりました。1校だけでいいので、トップスクールの合格を勝ち取って
きたいと思います。