アメリカの民主党と日本の民主党との違いは何か?


ケネディー大統領やオバマ大統領の演説を調べれば分かる通り、アメリカの民主党は「国家」や「国益」を語る。共和党と比べると「弱者を守る」方向への傾きはあるが、アメリカの民主党は守るべき「国家観」をきちんと表明している。


また、アメリカの民主党は「犠牲」や「貢献」を国民に求める。ケネディー大統領就任演説の中の"Ask not what your country can do for you ― ask what you can do for your country.(国家があなたに何ができるかではなく、あなたが国家のために何ができるかを問え。)" という発言はあまりにも有名だ。国民は国家に支えてもらうだけではだめであることが大前提になっている。また、オバマ大統領の演説の中でも国家のために犠牲になった国民への感謝の念、哀悼の言葉が繰り返し述べられている。


もちろん、日本とアメリカとでは歴史、政治制度、政治風土等が異なるので、単純比較は禁物。そのことを差し引いて考えても、日本の民主党は稚拙だ。