GMAT点数アップ報告(その8)を掲載させていただきます。


既にMBA1年生を終えた、Affinity英語学院卒業生の1人です。私の体験は少し旬を過ぎてしまいましたが、自分と似た状況の人に、ま たは予備校探しに悩んでいる方に少しでも有意義な情報を提供できたらと思い、体験談を記しました。やや長文ですが、お付き合い頂 ければ幸いです。

■Affinityに通うきっかけ
10月中旬に受けた2回目のGMATが580点(Verbal:19点、AWA:3.5)で1月頭のエッセイ提出には最大でも2回しかGMATのチャン スがない!と焦っていたところ、Affinityに通っていた友人から紹介を受けてすぐにAffinityに連絡をとりました。

■Affinityでの授業
最初は野口先生に個別指導をお願いし、その中で自分の今までの勉強方法やどこが弱いかを客観視してもらい、そこで残り少ない時間 の中での優先順位付け(私の場合はGMAT)をしました。それを踏まえて、まずはCR講座と野口先生の個別指導をお願いしました。

CR講座については野口先生の性格が前面に出ている授業で、とても緻密です。問題のパターンを類型化しているので、まずはそれぞ れの解き方を身につけ、次に実践問題を解いてどのパターンに当てはまるかを訓練し、正解率を高めていく方法だと記憶しておりま す。その分析方法をOGで繰り返し実践し、パターンを身に着けることができるようになりました。また個別指導でも、自分の論理思 考の癖とGMATの論理思考の癖の違いを認識することができました。いまだに記憶しているのが、「AはBを引き起こさない」(A× ⇒B×)という文章は、「AはBを引き起こす」(A⇒B)という命題をサポートしているという点で、私の思考回路ではサポートし ていないと解釈してしまうのですが、私の記憶が正しければGMATでは確かサポートしているというスタンスでした。伝えたいのはど ちらの論理が正しいかという点ではなく、そういった違いがあることを認識し、そのルールに自分の思考(というよりも判断)を修正 できるかがGMATでは重要だと感じました。特に、頑固な性格の人の場合(自分も例に漏れず)、その修正力が点数を上げるうえで必 要と感じました。その修正を助けてくれるのが野口先生の個別指導です。

続いて、個別指導でSCも教わりました。野口先生自身も仰っていたのですが、AFFINITYがMBA受験生の"駆け込み寺"的存在になって いることから、他校で習わないけど重要なことを認識しています。自分もその類だったので、自分に足りない部分を補ってくれまし た。ここで特筆すべきは、私の中で出来上がっている型について、それが正解を導いている以上それを野口先生が否定しないことで す。まさに"補う"という表現が適切だと感じました。野口先生の緻密な思考とそれを支える性格を鑑みると、おそらく野口先生にとっ て修正したくして仕方ない気持ちをかなり我慢しているのだと思いますが、限られた時間の中で学生のGMATの点数をあげるという目 的に直進してくれる、的確な指導だと思います(>野口先生、偉そうで申し訳ございません)。実際、本番では、野口先生に補足して 頂いたSCの論点が複数出題され自信をもって回答した記憶があります。

Alex先生に教えていただいたAWAの書き方もとても参考になりました。「AWAはCRの変形版」と他受講生の方も記載されていまし たが、まさにそのとおりだと思うことできるようになり、書くネタをしっかり出す訓練をすることができました。

その結果、GMATでは12月頭に延期した3回目で660点(Verbal:31点、AWA:4.0)がでて、まだTOEFLが93点だったので、そちら に注力するためGMATをそこで終了しました。

そこから、TOEFLの指導を受けたのですが、野口先生のSpeakingの指導を受けて23点が安定して出るようになりました。正確に理解 して頂くために伝えると、エッセイカウンセラーからは「TOEFL110点出ている他のクライアント達よりも(93点の私の方が)喋れ る」と言われていましたし、有名なSpeakingの授業にも通っていて「24点でないのはおかしい」と言われている状況でした(この記 述は能力誇示が目的ではなく、あくまでも背景を的確に伝えるために記載しています)。そこで野口先生に自分のSpeakingを聞いて もらい、初めて聞く相手(採点者)にとって自分のどの部分を修正すれば伝わりやすいか、を指導頂きました。話せると思ってスピー ドを上げて話している分、とはいえ発音は日本人であるだけに聞き取りにくい部分が多かった私のスピーチを修正して頂き、結果は上 記のとおり23点が安定して出るようになりました。GMATと同じで、TOEFLでも自分の弱い点をうまく補足していただいたという印象 が強いです。
残念ながら98点止まりだったので、それを踏まえても、TOEFLについての正直な感想はもっと早めに(夏の段階から)Affinityの 講座を受けていればよかったという点です。単語集1つをとっても、自分の苦手分野(たとえば化学分野)1つをとっても、今までの やり方ではだめだったと思う点が多かったのと、GMATと違いTOEFLは幅広く地力をつける必要もあることから扱う範囲も広いので、 早い段階から効率良く努力していく必要があると改めて感じました。

■MBA受験に向かう姿勢
自分の経験上から1つだけ言えるとすれば、限られた時間の中で勝負する必要があるMBA受験では、自分の勉強スタイルに固執せず にいかに先達にポイントを習い身に着けていくか(修正していくか)が肝要だと思います。MBA受験において「まずは地力でやって みてから・・」では、特に受験時期が決められている社費の場合には、致命傷になる場合もあるかと思いますので、経験と定評のある 塾にまずは通われることをお勧めいたします。Affinityはまさにそれにあてはまる塾の1つだと断言します。

■MBAを1年終えて
なお、冒頭に書かせていただきましたとおり、渡米してからちょうど1年が経った状況です。授業も2学期目が終了し、基礎科目・準 基礎科目、そしていくつかの選択科目を修了しました。いろいろ感じる点はあるのですが、1つは英語力のなさです。「2年間MBAに 行けばビジネスレベルで英語が喋れるようになる」というのは、よほどの英語の努力をしない限り、純ドメの日本人にとって幻想だと 言っても過言ではありません。人それぞれMBAの目的はあると思いますが、英語力の向上が目的の1つにあるのであれば、MBA受験 が終わっても渡航までひたすらListening力の向上(特に話の多い海外ドラマなどで)に努めておくことをお奨めします。聞ける範囲 以上のことは喋れないので、まずはしっかりと聞けることが重要だと感じています(特にネイティブ同士の会話にペースを乱さずに8 〜9割ついていくのはまだまだ道のりが遠いのが現状です)。

長くなりましたが、最後までお読み頂きありがとうございます。皆様のご健闘を祈念しております。