GMAT点数アップ報告(その11)を掲載させていただきます。

GMATの学習開始:8月

GMAT本試験1回目(9月):
M:48, V:22 580

GMAT本試験2回目(10月):
M:49, V:38 710


V:38という目標を大幅に上回る結果に自分自身驚いていますが、成功の要因は、
(1)得意のSCをベースに戦略を明確に決められたこと
(2)つかみどころのなかったCRの学習方法を確立できたこと
(3)個別講座の活用により、強みと弱みを分析でき、効率的に学習できたこと
(4)自信をもって本番に臨めたこと
にあると思います。


(1)SC
GMATの学習はSCから開始しました。他の予備校で集中的に学習し、1ヶ月後くらいからある程度の手応えは感じていました。1問にかける時間は平均1分〜1分半、正答率もOGや他の予備校の教材では8割強とおおむね安定していました。したがって、私の場合は、得意のSCで時間を稼ぎ、苦手のCR, RCに時間をかけるという戦略をとろうと早々に決めることができました。


(2)CR
CRについては最初から最後まで野口先生にお世話になりました。初回の受験時点では、問題タイプ分析もろくにできておらず、何が得意で何が苦手なのかよくわからない状況でした。先生の講座を受講したことで、それが明確になり、最後の3日間は苦手なWeaken対策に集中し、ある程度の手応えを感じられたことで、本番に向けて良い心の準備ができました。

先生の講座の中で特に良かったのは、Assumption分析とBoldface対策です。Assumption分析を丁寧に行うことで、問題文を読んだ段階で選択肢を予想できる率が高まりました。また、復習する時にも、自分なりにAssumption分析を毎回行うことで、問題のパターンを染み込ませることができたのではないかと思います。それまでは、自分で学習をしていても、正直、何の手応えもなく、このまま問題演習を続けていても何の成果もないのではないか、と毎日思っていました。学習方針に不安があったことで、集中力も低下し、初回で失敗したのだと思います。Assumption分析を教えて頂いてからは、たった2週間程度でしたが、自信をもって自分で学習することができました。また、Boldfaceは先生の講座を受講したことで劇的に解答速度が上がりました。本番で3問くらい出てほしいと願うくらいでした。


(3)個別講座、Verbal演習
本番の2週間前から演習コースを受講しました。幸いなことに少人数で、他の受講生もよく知った方だったので、ほぼ個別講座のような感覚で受講できました。この演習コースは、私の強み弱みを認識し、補強する上で非常に役立ちました。まず、確認できた自身の強みとしてはSCの解法プロセスが挙げられます。どういう理由で解答に辿り着いたのか、先生にチェックいただいたことで自分の解法に自信を持つことができました。一方、克服できた弱みとしては、SCにおいて知識が曖昧だった部分について、関連する問題を用意していただき、重点的に演習できたことで、何が間違っていたのかを確認でき、修正することができました。また、SCにおいては、自信があったせいか、決めつけてしまうところがあるとご指摘いただたことで、その後もったいないミスが減ったと思います。
また、本番の3日前の23時という無理な時間から個別講座をお願いし、本番の戦略を確認していただきました。残りの2日間でやるべきことは、最も私が苦手であり、かつ出題頻度の高いWeaken問題だと明確なアドバイスいただき、迷いなく残りの時間を過ごすことができました。
私の感想としては、全体的なレクチャーで、大枠を固めることができた後、個別講座で弱点の補強をするのが効率的な進め方だと思います。逆に、ベースの知識がない状態で個別講座を受けるのはいろいろな意味で非効率な気がします。


(4)心構え
これは重要でないようで、実はかなり重要な要素だったのではないかと思います。先生から、何度も、手応えに惑わされるな、最後まで諦めるな、と言われてきましたが、このアドバイスは本番で生かされました。最初の10問を20分と計画していたのに27分かかってしまい、20問を40分と考えていたのに50分強かけてしまい、一瞬、もうだめかと思いましたが、先生の言葉を信じ、むしろ、前半をこれだけ丁寧にできたんだ、と自信を持って、後半に向かいました。結果、残りの10問のうちSC2問以外はほぼランダムクリックでしたが、38点という結果を残せました。もし、20問の時点で心が折れていたら、全く違う結果だったかもしれません。また、最後の方で相当易しい問題が出ましたが、これも、結果を見ればただの実験問題だったのだと思います。しっかりと戦略を立て、心の準備をし、75分間集中力を持続できたことが最大の勝因ではないかと思います。蛇足ですが、前日のプレップで14点というスコアが出てしまい、試験をリスケしようかとも思ったりしましたが、逆に、連続間違いをしてはいけない、思い込みで答えを選んではいけない、問題をしっかりと読まないとだめだ、と自分に言い聞かせることができたのはよかったのだと思います。その日の夜、Verbal演習を受講した際にも、先生に同じことを指摘されました。


最後に、野口先生は、生徒の状況を理解した上で、親身になって相談に乗ってくださるので、孤独な戦いの中で心強い味方になりました。さらに、私のぶしつけな質問やひねくれた相談に対しても柔軟に対応してくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。