諸富祥彦先生は、私にとってあこがれの先生です。産業カウンセラー講座の初日が諸富先生のセッションで始まったことは、私の人生において重大なシンクロニシティーでした。
この本(あなたのその苦しみには意味がある)は諸富先生の名著だと思います。私はここ数年、精神的に追い詰められると、諸富先生の本で救われてきました。そして、年末もこの本のおかげで「一山」超えることができました。
以下、私なりに理解した、この本のエッセンスです。
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苦しい出来事には意味があり、必要だから起きる。人生で起きる全ての出来事には、そのとき起こらなくてはならなかった「必然的な意味」がある。
人生において何らかの問題に直面した時は、その「原因」や「解決策」を考える傾向がある。が、より重要なことは、その問題の「意味」と「目的」を考えることである。私はこの問題を通して、何に気づき、人生から何を求められているのかを考える。
人生のすべての出来事には意味がある。悩みやトラブルにも意味がある。そして、後になって振り返ってみれば、それらの出来事には必然的な意味があり、必要だから起きた出来事だったということが分かる。
そして、出来事の意味は、分析的に考えるのではなく、ぼんやりとした意識で「意味が浮かび上がってくるのを待つ」ことが大切である。ぼんやりとした意識(軽い変性意識)で内省を続けると、自分の人生の「使命」が浮かび上がってくる。
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合掌。生かしていただいて、ありがとうございます。