部下を褒めたり、部下にやさしい言葉をかけると、部下が付け上がって自分の権威が損なわれる、と勘違いしてはいませんか? もしそう思っているのなら、それは自分に自信がないからではありませんか? 本当に自分に自信がある上司だったら、部下を褒めたり暖かい目差しで部下と接することができるはずです。そして、部下の前でバカになれる上司、自分をある程度さらけ出すことができる上司こそが人望があり、権威が生まれ、組織がうまく動き出す活力を与えることができるのです。




「バカ」になれる人ほど「人望」がある
伊吹 卓
講談社 (2002/03)
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p.5
私は長い間(自分は正しいことをやっている)と思い込んでいた。つまり利口バカだったのである。利口バカのうちは、人を非難し、社会を批判して、利口ぶっていた。そして失敗しつづけ、ぼやき続けていた。その愚かさにやっと気付いて、「バカ利口になろう!」と努力するようにした。そうしたら、いつの、いつのころからか仕事がうまくいくようになり、運がつくようになった。


そして、利口とバカに四種類あることを知った。


(1)利口利口・・・利口ぶりだがる利口な人
(2)バカ利口・・・バカぶる利口な人
(3)利口バカ・・・利口ぶるバカな人
(4)バカバカ・・・バカでしかないバカな人


この四種類を見比べてみると、二番目の「バカ利口」が輝いて見えるだろう。これがまさに「バカになれる人ほど人望がある」というタイプなのである。


つまり、バカにも色々な種類があるわけですネ。
「世の中バカバカリでバカバカしい」なんて言ってないで(笑)、バカについてちゃんと考えてみよう!

ちなみに、私のメンタルトレーンングの中には「バカボンのパパ」を使ったワークが登場することがあります。笑


stay hungry, stay foolish (ハングリーであれ、バカであれ)

合掌