人間は30歳になるとボケる!?

新潮文庫の100冊 2018


「新潮文庫の100冊」をご存知ですか?

新潮社から出版されている文庫本の中からプロモーション用に選ばれた100冊が、書店等にて無料で配布される小冊子に紹介されるのです。ネットで調べたところ、今でもこの小冊子は配布されているみたいですね。最近めっきり書店に行かなくなったので知りませんでした。(苦笑)


私が子供の頃、この小冊子を読むのが好きでした。100冊の紹介文に加えて作家の方々書いた短いエッセイが掲載されており、それらのエッセイを読むのが楽しみだったのです。友達がいなかった少年には「文章という友達」が必要だったのでしょう。


そして、ある女性の作家(名前は忘れました)が以下のような少々過激なメッセージを書かれていました。記憶が曖昧なのですが「人間は30歳になるとボケる。(苦笑)30歳になる前にたくさん本を読まないとヤバイ。30歳を超えて本を読んでも頭の中に入ってこない。だから若いうちにたくさん本を読みなさい!」というような内容だったと思います。


そして、50歳になった今になって振り返ると、確かに私の心に残っている本の内容は確かにほとんどが30歳以前に読んだものです。(苦笑)ある意味、この作家さんは正しかった! (どなたか、この文章が誰によるものだったのかご存知ないでしょうか?30年以上前のことだと思うのですが・・)


私がこのような文章を書くことにはリスクが伴います。「歳を重ねてからでも読書はできる!」「年配の人たちを差別している!」「謝罪せよ!」というメッセージが届くかもしれませんね。(苦笑)私は最近、授業中の発言や文章の内容を批判されることがしばしばあります。ですが、この文章は若者の魂を鼓舞する意図で書いているので、なにとぞ大目にみていただけないでしょうか。

若者よ、本をたくさん読みなさい!