トランスパーソナル心理学的経営

会社を経営するようになって気づいたことの一つに「クラインアントの役に立つことを真剣に目指している会社はそれほど多くない」ということが挙げられます。もちろん、何を基準に「お客さんの役に立っているのか」を判断するのは難しいですし、「多くない」もどのような数字なら「多い」のかは議論の余地があるのですけどね。GMAT CR(クリティカル・リーズニング)の問題で出題されそうなテーマです。笑

私の学校(Affinity英語学院)ではMBAや留学を押し付けません。MBA留学を目指して来校された方が、私(キャリアコーチ)や佐取(キャリアコンサルタント)の面談を経て、MBAを目指すのではなく転職を決断されたとしても「成果」だと考えます。クラインアントが「幸せになること」あるいは「キャリアゴールを達成すること」が私の学校のミッションであり、MBAや留学を「煽る」ことは決してしません。もちろん、MBAのトップスクールへ行くことを強く決心している方には、その方向性で支援をします。プロの「キャリアコンサル」や「キャリアコーチ」であれば、「ゴール設定はクラインアント自身が決める事柄である」ということは「常識」なはずです。

私の理解では、トランスパーソナル心理学は「自我を超えることの大切さ」をテーマにしています。「俺のため」「会社のため」という「我欲」を超えたところに「幸せ」がある。私は学習カウンセリングにおいて、クライアントが通っている予備校のクラス受講順番のアドバイスをしたり、その予備校の特徴を活かした教材の活用方法や復習方法を指導することすらあります。その予備校へ通い続けることが「変えられない決定事項」であり、そしてそのクライアントを幸せにすることが私のミッションなのですから、当然と言えば当然のことなのですけどね。

引き続き、インテグラル理論とティール組織については、先日のセミナーへ参加した以外の勉強や読書はまだ「ゼロ」なのですが、私の中で何かが動きだした気がしています。