タクシーの中で

私はAffinity英語学院の起業にあたって横浜から東京へ引っ越した際に車を放棄しました。都心で車を維持するお金が私にはなかったのです。そして、ペットの代わりにかわいがっていたヴィッツ君は外国へ売られていきました。車関連の経費を浮かす代わりに、タクシーとレンタカーは(基本的には)乗り放題という方針を決めて現在に至ります。私は「自分よりも車に興味をもたない男性に会った記憶がない」位に車に興味がないので、タクシーとレンタカーがあれば十分なのです。
 
先日、タクシーにて会社へ移動中に、運転手さんに悪いなあと思いつつも、後部座席にてスタッフに電話で諸々指示を出していました。そして、降車の際に運転手の方から面白いことを言われましたのです。
 
「こんなに滑舌良く分かりやすい会話をされる方に会うのは久しぶりでした。勉強になりました。ありがとうございます。」(苦笑)
 
私への評価が適切かどうかはともかく、客に「勉強になった」とお礼を言える運転手さんが素敵だなあと思った次第です。今の私は社交生活が多くないので、タクシー運転手さんとの会話は楽しみの一つです。嫌な人もいますが、気持ちの良い会話ができる方も一定数いらっしゃるのが嬉しいです。
 
ちなみに、私は若い頃シャイで無口でドモリ(吃音)もありました。この話をするとよく「冗談」だと誤解されるのですが、本当なのです。(苦笑)話下手だった私を救ってくれたのは英語、留学、(留学先で出会った)ダンス、(留学先で出会った)心理学等でした。こうやって文章を書いてみると、私のダンスと心理学の興味はアメリカで培われたものなので、私は自覚以上にアメリカに育てられた面があるのですねえ。。
 
特に、数年前にNLPトレーナーになるためのトレーニングの中でプレゼンテーションの指導を受けたことが大きかったですね。おかげさまで「えっとー」「あのー」的なノイズがぐっと減りました。
 
私は英語や留学自体にはあまり高い価値をおいていないのですが、英語や留学を通じて人が成長する可能性があるという事実にこの文章を書く中で気づかされました。私はタクシーでの出来事について書きたかっただけなのですが、想定外の結論(英語と留学には意味がある)に至りました。人間には「書きたい事を決めてから書く」場合ばかりではなく、「書きながら書きたいことが整理されていく」こともあるのだと思う次第です。
 
今の私には車はありませんが愛犬(みんと、トイプードル、メス、8歳)がいます。


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合掌。