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数年前、石垣島へ一人で旅しました。

仕事の休みが合わず東京に残してきた彼女に
「ひとりで気楽だぜ！」と強がってはみたものの
やっぱり寂しいのが本当のところ。

日帰りで竹富島も訪れました。

古い街並を維持しようとする地元の皆さんの努力に
敬服です。沖縄本土では味わうことのできない、
古き良き「琉球」を味わうことができました。

コンドイビーチで、何をするとでもなく１時間ほど
ぼーっと孤独をかみしめました。

コンドイビーチ付近のお土産屋さんで流れていた音楽に
感動で体が「ゾクゾクっ」身震いした。

お店の人に聞いても曲のタイトルが分からず、石垣島へ
戻ってＣＤを探したけれど見つからない。。。

横浜に戻ってから、耳に残っていたメロディーだけを頼りに
ＣＤを探したところ、その曲がビギンの「涙そうそう」
であることがようやく分かりました。

ビギンの島唄 ~オモトタケオ~

posted with amazlet on 07.01.23

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カラオケで歌っても誰も知らず「へー、いい曲ですねえ」
くらいの反応しか帰ってこなかったのに、その後夏川りみ
の歌によって大ヒットしました。ああ、いい物がきちんと
評価されることもあるんだなあ、と少し嬉しかった。

琉球民謡ではないけれど、三線の響きが印象的な名曲です。
今はこの世にいないけれど、いつも胸の中で生きている人。
そしてその人の写真をみて「ありがとう」とつぶやく。
いつも浮かぶあの笑顔。。

そんな風に誰かに思ってもらえるように、精一杯この生を全うしたい。

この曲に出逢えたこと、ビギンの音楽に出逢えたことが
この旅一番の出来事でした。