また沖縄へ行ってきました。


「行ってしまった」が正確な言い方かな?
妻が休みをとれず、強引に一人旅に出てしまいました。


今回は


石垣島→西表島→石垣島→博多(福岡)と巡りました。



今回の旅行のハイライトは西表島でした。
そう、あの「イリオモテヤマネコ」で有名な島です。


面積は石垣島より広いのに、ものすごく田舎だったので
びっくりしました。今までで一番「ディープ」な沖縄を
見ました。島の90%が亜熱帯のジャングルで覆われている
西表島。植生が沖縄本土や石垣島のそれとは全然違う。


ツアーに参加して、マングローブが茂る川をカヌーで上流まで
移動! ついにカヌーデビューを果たしました! 
西表自然学校のツアーに参加しました。おススメです。
http://www.ritou.com/yado/view-iriomote-shizengakko.html


右上の写真は、私がカヌーから撮ったものです。
画像下にチラッと見える青いのが、私が使ったカヌー!
上部に見える滝が「ピナイサーラの滝」。カヌーを降りて
滝まで歩きました。


カヌー、ずっとやってみたかったんです。最初はなかなか思うように
操作できず苦労したけれど、ツアーの最後の方ではかなり慣れてきた。
先生曰く「慣れてきて楽になったら終わっちゃうんだよねー。」
風太郎、苦笑するしかなし。是非また来なくては!! 


うまく説明できないんだけど、とにかく「癒された」感じです。
森の中の静かな川を、ゆったりカヌーを漕いで進む。わざと
皆から少し遅れをとって、のんびりしながら撮ったのが上の
写真です。ちっちゃくぼんやり写っているのが、ツアーの仲間達です。


せわしない日々、分単位で正確に動く電車、たまる一方の仕事・・・・
そんな心の焦りが静寂の中のカヌー漕ぎで少し和らいだ。 
カヌー、またやってみたいです。
自分のペースでゆっくり気ままに進めばよいカヌー。



西表島には高校がありません。中学を出ると、多くの若者は石垣島、
沖縄本島、あるいはさらに遠くへ高校進学で出て行ってしまう。


ところが、最近は、いったん島を出て行った20代、30代の若者が
島に戻ってくる傾向にあるそうです。これ、とても良いことだと
思うのです。泊まった民宿の女性(地元の人)も喜んでました。
都心に出てみて、西表の素朴な生活の良さに気付いた若者も多い
のだと推測します。


島に郵便局は2つだけ、信号も2つだけ、たしかコンビにもなかった。
夜遊びに行く店も見つからなかった。そんな素朴な島でした。


島西部の果て、白浜という集落でご飯を食べたとき、うっかり
車のライトをつけっぱなしにして店に入ってしまいました。
店のマスターが「あ、車の電気つけっぱなしだよ!」と教えて
くれたので事なきを得たのですが、



マスター: いやー、気付いて良かったねえ。この島には車を
      修理ができる人がいないから。駐在所の警察官が
      いる時は助けてくれるんだけど、今はいないからねえ。


風太郎 : 今はいない?


マスター: うん、転勤で別の場所に移ったんだけど、まだ代わりの
       人が見つからないみたいなのよ。


風太郎 : それは大変ですねえ・・・


マスター: ううん、大丈夫、この島は事件なんて起きないから。


風太郎 : ぎゃふん



帰り際に確認したのですが、交番(駐在所)は人がいませんでした。
パトカーはあったけど。(笑) いいなあ、こういうの!




そういえば、民宿の部屋(個室)に鍵が与えられなかったのにも
びっくりしました。


風太郎 : え、個室なのに鍵をいただけないんですか?


スタッフ: はい。


風太郎 : そういうものなのですか、ここでは?


スタッフ: はい、過去盗難は一度もないし! 大丈夫ですよ。


風太郎 : 絶句・・・



都会育ちの私には、とても貴重な体験でした。
今度機会があったら、もう一度西表島、そして日本最南端の島
波照間島(はてるまじま)に行くつもりです。