落ち込んだ時につい聴きたくなる、さだまさしのアルバムです。



夢の吹く頃 プライス・ダウン・リイシュー盤
さだまさし 服部隆之
ユーキャン (2004/06/30)
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   忘れられない ひとがいる
   青春のきらめきの彼方に
   その人は 季節はずれの薔薇のように
   今も鮮やかに咲いている


   〜「雨の夜と淋しい午後は」より〜




中年男なら、誰にでも過去の恋愛に対する感傷がある。
もう二度と会うことがなく、恋愛感情が残っていない女性であっても、
何気ないふとした瞬間、心の中に浮かんでくることがある。


そして、それはどうやら男の性(さが)らしい。
女は過去の恋愛をきっぱり断ち切って新しい恋愛に没頭できるが
男は過去をひきずる生き物らしい。もちろん人によって程度差はあるが。






   新聞の一行が TVのひと言が辛い
   余りにも廻りが 理不尽にすぎてゆく


   〜「理不尽」より〜


そう、この世は理不尽なことだらけ。
新聞やテレビが信用できないことは言うまでもなく、
世の中全体が暗黒の方向に向かっているような「虚無感」
「絶望感」が満ちている。


でも、そのような状態でも、さだまさしは肯定的なメッセージを
送り続ける。さまざまな歌の歌詞の中で、「がんばろう」「負けるもんか」
「平和を祈ろう」などの泥臭い前向きの言葉を送り続ける。




   理不尽 理不尽 理不尽
   そうつぶやきながら
   負けてたまるものかと 高い空を見てる


   〜「理不尽」より〜


よし、私も一日一度「高い空」を見よう。
下を向くことに慣れてしまった私にできる、最初の一歩かもしれない。


さだまさしさん。過去25年以上、落ち込んだ時、人生に迷った時、
あなたの歌によって救われてきました。ありがとうございます。




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