語りえぬものについては、沈黙しなければならない。
〜ヴィトゲンシュタイン〜
ごく微かな、ほとんど口に出しては言うことのできないようなものを
解き明かさなければならない時、どんなにすぐれた人でも言葉に過ちを
犯すものなのです。
〜リルケ〜
言葉には限界があります。世の中の本質、人間の本質を言葉で
あらわすのは、原理的に不可能だからです。
私達は、ここで2つの態度をとることができる。言葉の限界を
悟り寡黙になるか、言葉の限界をわきまえつつ、謙虚な態度で
「あえて」世界を言葉で表現しようと努力するか。
私は今のところ後者の立場、あえて言葉で世界をとらえよう、
という立場で頑張っています。しかし、その過程で誤解を招いたり、
知らないうちに人を傷つけたりしかねない。
私がとても大切にしている人、尊敬している人の心を傷つけて
いたことが判明しました。反省。修行が足りません。
言葉の使用にもっと慎重になる必要を感じました。