GMAT最新情報です。

4/16(月)よりGMATの試験形式が変更されると発表されました。

https://www.mba.com/global/frequently-asked-questions/shorter-gmat-exam

「試験時間が30分短くなります」という主旨の発表内容ですが、戦略的に考えると今回の変更はそれ以上の意味をもつと私は考えます。以下、発表されている内容に加えて、私自身の解釈や戦略を記します。

まず、細かく言うと、数学(Quantitative Reasoning)の試験時間が13分短縮(75分から62分)され、言語(Verbal Reasoning)は10分短縮(75分から65分)されます。よって、試験時間は23分(13分+10分)短くなると解釈できるのですが、点数には直接関係のないTutorial等の時間も短縮されることから、全体的な試験時間が30分短くなるという表現に至ったようです。

数学は、現時点での形式は「37問(カウントされる問題が28問+実験問題が9問)」なのですが、新形式では「31問(カウントされる問題が28問+実験問題が3問)」となります。つまり、減ったのは実験問題であって、カウントされる問題の数は同じです。新形式における問題の種類の内訳はPS(Problem Solving)が17 or 18問、DS(Data Sufficiency)が13 or 14問です。

私の分析では、数学は単に「問題数と時間が減った」と言えると思います。GMATの他にMBA出願の際にスコアを使うことができるGREという試験の方が、GMATよりも体力的および精神的な負担が少ないという声を反映させた変更だと私は推測しています。

ところが、Verbalにおける変更点は、単なる「問題数と時間の減少」以上の大きな意味をもつ可能性があります。続きは次の記事にて書かせていただきます。

Affinity英語学院 飯島哲也