我ながらしつこいのですが(苦笑)
「キリンがハトを食べる」ネタの続きを。
ある仲良しの生徒さんから、以下のコメントをいただきました。
私は「消化酵素(ハトを消化できない、草だけで栄養を補給できる)」
「生息域の違い」「ハトがキリンに捕まりうるか」の観点から、
野生では食べることはないだろうと、今でも思っています。
はい、私もそう思います。基本的には、草食動物のキリンがハトを
食べることはないと思います。ただ、例外が存在する可能性を、
安易に否定してはいけないとも思います。
CR(Critical Reasoning)的に言えば、サンプリングを
持ち出しましょう(笑)
一匹のキリンがハトを食べた → キリンはハトを食べる
はナシですね。
ただ、「食べたというエピソード(N=1)」は母集団を一般化
していないので、先生に軍配ですね。
はい、このディベートは私の勝ちです。(笑)
そもそも、私が書いたのは
ひ弱そうな草食系動物のキリンがハトを食べることだってあるのです!
→ここにあります http://d.hatena.ne.jp/futaro1968/20090719
です。「〜だったある」というコメントは、一般論ではありません。
個別論です。「〜ことがある」というコメントは、世の中で一例でも
例があれば、正しい言説になります。
ポイントは、発言が「一般論」なのか「個別論」なのかを、十分
注意して発言したり、あるいは他人の発言を受け止めたりする
ことではないでしょうか。GMAT Critical Reasoning の Inference
Questionにおいて、大切な考え方です。