Affinity英語学院 GMAT講座受講生による点数アップ報告の第6弾(Fさん)をお届けします。


Fさんは、遠方にお住まいのため、対面ととスカイプによるオンラインの両方で指導を担当させていただきました。以下にご本人がお書きになっている通り、「純ドメスティック」で「超一流大学卒でもない」方が、粘り強く戦略的に勉強をした結果、見事GMAT 700点を取得されました。


私が一番共感したのは「野口に習う前の1年弱も無駄ではなかった」というくだりです。人生に無駄はありません。全てのことに意味があります。私の指導方針は「受講生が今まで独学や他の予備校で勉強してきたことをできるだけ活かすこと」です。


では、以下Fさんの体験談をお届けします。誤植を直した以外は、全て原文のままです。

GMATを振り返って:
この度自分でも未だに信じ難いのですが、700点(M 48, V 36)を取ることができました。この点数は、Affinityの野口先生の指導無しでは成し得なかった点数であり、心から感謝しております。まだ、どこからも合格通知を受け取っている訳ではなく、ようやく土俵に乗った段階ですが、もしどなたかに参考として見て頂けるのであれば喜んで体験を記させて頂きます。


まず、多数の人を勇気付けることができるのではと思いますが、私は関西私立文系・純ドメスティック、すなわち超一流大学卒でも帰国子女でもありません。また、睡眠時間も通常6時間程度は必要であり、寝る間を惜しんでまで勉強できる体質でもなく、いたって一般的な能力の人間です。途中点数が出ずとも必ずチャンスは巡ってくると思い最後まで「粘る」ことが重要でした。実際、私は、今回まさか700点が出るとは思っていませんでした。粘り続けたご褒美として、運が回ってきたのだと思います。つまり、それなりの我慢と忍耐は必要でした。この1年間以上、IELTSと同時並行した時期もありますが、会社の最低限の付き合い以外、遊んだ記憶はありません。遊ぶくらいなら身体を休めました。これも人によるので遊ぶことでリフレッシュできることもあると思います。


点数の推移:
1回目:500点(M41 V16)09年12月末
2回目:510点 (M48 V13) 10年1月末
3回目:550点 (M46 V20) 10年2月末 ←事実上、10年秋入学をあきらめる
4回目:540点 (M49 V16) 10年9月末 ←半年別の予備校通い、満を持しての受験だったが。。相当ショック。即Affinity英語学院へ入学。
5回目:560点 (M46 V21) 10年11月中旬 ←Mathがややこけた。Vも緊張でかたかった。
6回目: 700点 (M48 V36) 10年12月末 


勉強の概略:
初めて受験してから丸一年と長丁場でした。09年の9月頃から有名な独学用の教材を手に入れて勉強を始めました。幸運にも、私は私立文系ですが、中学と高校1年はそこそこ数学が得意だったので、いわゆるGMAT Mathでの難問奇問以外はそれ程抵抗なく学習できました。最初、適当にやれば600点取れると思っていたのが大間違いでした。結局半年間ほぼ独学で続けましたが、目標の600点には届かずに、出願を1年ずらすことにしました。


3月から、別の予備校でVerbalを半年間勉強しましたが、10年9月に受けたGMATも散々な結果でした。半年やって点数が変わらないのは、何かが間違っていると思いました(今思うと勉強量が少なかったのもありましたが)。9月の結果を受けて、今までのやり方を変えようと思いました。たまたまNet surfingをしていた時に、Affinityのブログに行きつきました。まず私の目に留まったのは、野口先生は、何か特定の科目だけではなく、GMAT全ての範囲を教えていること。GMATの捨て方を大切にしていること。ブログ中のアドバイスがかなり具体的かつ実践的だったこと。Skype(遠方のため)の授業を提供していること。直ぐにアポイントをとりつけ、まずは個人セッションでアドバイスをもらいました。繁忙期でお忙しいところ、何とかお願をして引き受けて下さいました。その後、「GMAT CR/RC戦略クラス」、「個人指導(20時間)」、「GMAT Verbal 演習クラス」を経 て、運良く700点に到達しました。


GMATの勉強時間・量:
IELTSと並行の時(09年9月〜10年6月迄) 2h/平日(M1h、V1h)、 4h/土日(M2h、V2h)
GMAT専念後 (10年7月〜10年12月) 3h/平日(M1h、V2h)、 7h/土日(M2〜3h、V4〜5h、たまにAWA)


MATHの勉強法:
1.ネット教材(09年9月〜12月)役に立ちました。数学を思い出させてくれました。ただし、これは現在の難化傾向に対応しきれていないと個人的に思っており、Mは41どまりでした。
2.OG11版(09年9月〜12月)簡単なはずですが、結構間違えていました。最後の方の問題は、結構骨のある問題でした。
3.ネット教材(10年1月〜2月)難易度はそこそこあり、1ヵ月で41→48迄伸びたので良かったと思っています。
4.海外ネット教材(10年3月〜10月)Mathの難問集です。ある程度数学は自身が出来ていたので、この難問集をやりました。底力はついたはずが、50には届かず。
5.OG12版(10年11月〜12月)さすがに9割以上正解しました。
6.海外サイトのPrepの間違い直し このPrepは結構難しいです。


今年1月に既に48を取っていたので、その後の学習に意味があったのかはなはだ疑問ですが、少なくとも現状維持+α(解くスピードアップ)にはなっていたので、良しとしています。


Verbalの勉強法:
1.通信講座。やはりVerbalは自分の実力では通信講座を用いた独学は無理がありました。この本が良いかどうか以前に、数ヶ月間で点数が伸びなかったため、途中で放棄しました。
2.SC、CR、RC(某予備校)SCは文法のルールやイディオム的な説明は役に立ちました。しかし、少しルールに偏っていたり、授業と本番の傾向が異なるようなイメージをもちました。RCは解き方が自分には向いていませんでした。CRは可もなく不可もなくといったところでした。
3. Affinity SC、CR、RC共に役立ちました。


Affinityの良かったところ:
1.まず1人の先生が全てのGMAT教科を教えている。GMATは細かく分けると数学2教科、英語3教科の5教科と言えます。これを全て教えているということは、生徒一人一人のNeedsに合わせた指導を可能にしています。ありがちなある科目しか教えてない先生だと、それができるかどうかだけ、GMATの全体のOrganizeはしてくれません。SCで9割を取るのが目標で無いはず。
2.先生が自ら年1回以上GMATを受けていらっしゃること。その上で指導しているところ。これは信頼に値します。もし、GMATを何年も受けずに、その上で傾向が変わっていないとか言われたとすると、そんなことはもし本当だったとしても、なかなか信頼はできません。
3.理論的な教え方。ある意味、理屈っぽさが私に合いました。SCも記憶ではなく理屈で解く方法を教われます。これは大きいです。「知らなかったら終わり」の世界では記憶の作業に物凄く負担がかかります。どこかでかなり細かなルールを教わりましたが、最後まで記憶もできなかったですし、本番で論点になった記憶が無いです。
4.CRでパターンを教えてくれるところ。本番で少しでもパターンにはめれると楽になると言うのが良く分かりました。Assumptionの5つか6つの枠組みをしっかり覚えておきました。当日は、WK問題で、「因果が逆」というのが綺麗にはまりました。その他も、日頃このパターンを意識しながら練習していると、何故かパターンにはめられなくても直観が働くようになります。
5.フレキシブルなところ。個人のNeedsに最大限合わせてくれました。
6.当日の具体的戦術のアドバイス。当初650を第一目標にしていました。OGなどを用いて、私のVerbalの正答率データを活用し、当日解く問題と捨てる問題をアドバイスしてもらいました。


当日について:
当日はメンタル勝負です。自分のメンタルの障害となり得るものは、出来る限り妥協せずに全て取り除くべきです。例えば私は緊張すると寝付けません。その為に、市販で売っている程度の軽いものですが、試験前日は睡眠薬を飲みました。勿論、関係の無い時に試すことは忘れてはなりません。トイレが近くて気になる人は、お年寄り用のオムツを身につけるのも良いかもしれません。前日はリラックスして、テストを忘れることも良いかもしれません。ちょうどクリスマスだったので、嫁と結婚式を挙げたレストランで忘年会+慰労会を行い、前日の夜はリラックスできました。会場選びも重要です。ある会場では、隣の部屋で講義をしており大変うるさかった経験から、 敢えて遠方で受験していました。


最後に:
GMATの範囲は非常に広いため、直ぐには結果が出にくいですが、野口先生に教わったお陰で、2ヵ月半で550から700点まで一気に上げることができたのだと思います。ただ、いきなり最初から野口先生に教わっても、2ヵ月半では不可能だったと思うので、今思えば、その前に勉強していた1年弱も無駄ではなかったのだと思います。結果が出無くても、勉強したことは実力としてストックされるはずですので、最後までどれだけ粘れるかにかかっていると思います。「諦めず」や「自分を信じて」という言葉は私は使いません。私は、諦めたくなるし自分にそれ程自信が無いからです。諦めたくても自信がなくてもどれだけ粘れるかが重要でした。時間が戻せるなら・・・、マスアカだけ自分でやって基礎を作り、後はAffinityのお世話になります。スコアメイクの所要時間は半減したと思います。