『夜と霧』ビクトール・フランクルの言葉 (ワニ文庫)


p.196
あなたの内側で起こっていることを見つめないで、あなたに見出されるのを待っている何かを探してください。


フランクル心理学には「内省除去」という考え方があります。自分を過度にみつめる作業をやめ、自分を待っている"何か"や"誰か"に目を向けることが推奨されます。必要以上に自分を見つめても、思考が堂々めぐりに陥ってしまう。それよりも、あなたに見出されるのを待っている"何か"を探しましょう。あなたには達成すべき仕事、創造すべき作品、大切にすべき人、作り上げるべき未来など、なんらかのミッションがあるのです。

実存の本質は「自己超越」にある。