GMAT SC学習はMBAの役に立つ!

 

MBA留学中の方(元Affinity受講生)から貴重な体験談をいただきましたので、以下に転載します。誤字を一か所修正した以外は全て原文のままです。

 

まず先に私のフィードバックを記させてください。(私の前置きが不要な方は飛ばして、このページ下部にある体験談をお読みください。)

 

昨年、私の学習カウンセリングにご来校いただいた方から「え、有料なんですか!?」と驚かれて「そうか、私のカウンセリングにはお金を払う価値がないと思われいるのか・・」とかなりショックを受けたことがありました。ですが、以下の体験談を読んで「カウンセリングは営業の場」というイメージがあることを今更ながら知りました。考えてみれば、英語教育業界でも「カウンセラー」と名乗っている営業の方も多いです。こんなことにすら気づいていなかった私は経営者としては失格ですね。(苦笑)私のカウンセリングやコーチングは純粋にクライアントを助けるために実施しますので、文面にある通り他の予備校のサービスだろうか、嫌いな人が書いた本だろうが、「そんなの関係ねー!」とお勧めすることがあります。プロとして当然の態度だと思うのですが・・

 

この体験談のハイライトは「GMAT SCの学習がMBA生活に役に立つ」という点だと思います。実際、過去の受講生からのフィードバックの中には「SC学習が一番役にたった」という声が多いです。

 

また、文中にもある通り、この方の場合TOEFL Speakingを個別指導(学習カウンセリング)にて担当させていただきました。奥様が帰国子女とのことだったので、奥様にも一度カウンセリングにご参加いただき、普段どのようなサポートをしていたきたいのかをお伝えしました。英語の発音が上手いネイティブや帰国子女の発音指導がうまいとは限らないのです。名プレーヤーと名コーチは別ですから。

 

スピーチを使った音読練習は、現在は月に1回実施している「飯島哲也の英語道場」の中で扱っています。また、文中にある「Carnegie Mellon Universityの教授であるランディ・パウシュ氏が卒業式で行ったスピーチ」は、私が先日「ホリスティック音読用スピーチをまとめたページ」の(3)のことです。

 

さらに、文中にある「TOEFL Listening 1日セミナー」は現在は実施していないのですが、リクエストがあれば復活させるつもりです。実施する場合は、日程は水曜日の夜になりそうです。

 

そもそも、Affinity英語学院ではMBAT出願者には原則としてTOEFLよりもIELTSを選択することを推奨しています。そんな事情もありTOEFLを指導する機会は少ないのですが、私はTOEFLを教えることは大の得意だと勝手に思っている次第です。私の人生は高校の交換留学のために16歳の時にTOEFLを受験して以降TOEFLを中心に廻ってきました。(My life has been revolving around the TOEFL and the GMAT. ) あまり売れていないようですが(苦笑)私はTOEFL Writingの本も出版しています。

 

TOEFL iBT(R) テストはじめてゼミ ライティングの教科書

 

嬉しくってつい色々と長くなってしました。

 

さて、やっと本題です。MBA留学中の方がお書きくださった体験談です。私が一番読んでいただきたいのは「GMAT SCの学習がMBAの役に立つ」という箇所です。 

 

>>>>>体験談開始>>>>>

昼夜を問わず、スコアメイクに取り組まれている皆様

 

日々、お疲れ様です。なかなか思うようにスコアが上がらない中、機械的に問題演習や英単語の暗記に取り組んでいると、エッセイや面接練習に早々に取り組んでいる受験仲間の背中が遠く感じたり、この知的好奇心が刺激されない反復作業を早く止めたいという気持ちが募ってくる方もいらっしゃると思います。

 

しかしながら、この苦しみから逃れたいという考えだけでは、モチベーションの持続が難しいと思います。

 

そこで本日は、Affinityの皆様にお世話になった結果、何とかUSのMBAに合格し、1年目のMBA学生生活を送っている著者から、実はGMATやTOEFL対策を通じて学んだことがMBAでの勉強にも役立っているという話をさせていただきたいと思います。

 

人は苦労したことや失敗・挫折から多くを学ぶと聞いたことがありますが、私のGMAT・TOEFL対策にもこれが当てはまりました。

 

以下、個別に振り返りたいと思います。

 

GMAT(SC)

私のGMAT最終スコアは640点(V:31、Q:48)です。

 

700点を目指していましたが、到達しませんでした。

最大の誤算は文法と数学の基礎力が足りなかったことと、内容を理解することのみならず、テスト対策に相応の時間をかける必要があるテストであることの理解不足です。

 

しかしながら、GMATに向き合う中で文法の基礎力を上げることができたことが、MBAでの勉強にとても活きています。(なお、最後のGMATでのSC正答率は8割まで上げることが出来ました。)

 

MBAの授業では定量的な問題のみならず、定性的な問題にも取り組む必要があり、後者について課題などが出る場合は、MemoやPaperを書く必要があります。個人で書く場合もグループで書く場合もありますが、いずれにしろ、自分の考えを文章にまとめあげなくてはいけません。TOEFL Writingのように、テンプレートにあてはめてネタを間違いなく大量に書けるような能力ではなく、中身が大事になるわけですが、SCの勉強を通じて得た文法力のおかげで、抽象的な意見であっても、教官やクラスメイトが理解できる文章に落とし込めるようになっていました。具体的には、コロンやセミコロン、同格を使う時、形容詞を二つ用いて名詞を修飾する時、現在分詞や過去分詞を用いて分かりやすいが誤解のない文章を書く必要がある時に、SCで学んだことを自然に使っていると感じます。もちろん文章を書く時だけでなく、難解な文章を読むときにもSCで学んだことは生きています。(すべて、AffinityのSC講座で初めて学びました。)

 

一方で、

「文法の大事さはわかるが、それよりも出来るだけ早く効率的に一番大事な要点を掴んでスコアを上げたい。」

「英語力はこれまで文法ではなく多読や実践で培ってきたから、SCも問題演習で対応できるはず。」

「試験中にじっくり文法を考える時間はない。やはりある程度、直感で説くしかない。」

という意見の受験生も多いと思います。

 

私は、そのような受験生にこそ、Affinityをお勧めしたいと思います。

 

なぜならばAffinityのSC講座では、正解になりやすい選択肢を見極めるためのポイントを惜しげもなく、すぐに教えてくれるからです。ささっと、そのポイントを丸暗記して本番である程度の賭けに出る、もしくはSCは2割とか3割の正答率で良いと割り切って、他のCRやRCにリソースを集中投下することで、成功できる人もいると思います。

 

Affinityが素晴らしいのは、選択肢見極めの裏にはロジック、つまり文法があることです。

 

私は特にGMAT SCの戦略クラスを動画で受講することをお勧めします。

なぜならば私自身が、GMAT SCの戦略クラスに仕事の都合で参加できず音声での受講になった時、自分が授業のスピードに全くついていけていないことを実感し、最終的に戦略AおよびBのクラス両方とも、動画で再受講したからです。一つ一つの論点について、ついていけないところは繰り返し動画を戻っては再生させ、Excelでメモをまとめた上で繰り返し問題を説き、解法のロジック(文法)を定着させました。

 

それを定着させた後、OGの問題を使って受験仲間とSCの問題を解きあう勉強会を行いました。回答を見る前に、仲間と何故、各人がその解答に至ったのかを議論した上で解答を確認し、解説を仲間と読んで議論しても納得できないものについては、飯島先生の個別講座にて解消してきました。

 

最後、上記に加えて自分のSCの正答率を押し上げたのは、自分の思考の癖を理解し凡ミスを防ぐことを徹底したことです。具体的には問題演習を行い、間違った問題については、何故それを間違えたのかをメモにまとめた上で、そのメモを繰り返し読みました。

 

SCには問題を解くための論点がたくさんありますが、「早期にどの論点が問われているかのあたりを付け、試行錯誤をしながら最終的に正解にできるだけ早くたどり着くのが大事」というのが、私の最終的なSCという科目対策の認識です。私の場合、論点にあたりをつける時の癖というか好みのようなものがあり、同じような間違いを繰り返していることが発覚しました。これを認識し、思考の癖を修正することが大事と気付いたのが、最後のGMAT試験の直前という時期になってしまったことが、私のGMATの敗因かと思います。

 

なお、CRとRCでもAffinityには大変お世話になりました。一番苦労したSC対策にて培ったことが、自分のMBAライフにおいて特に役にたっているため、敢えてSCのみを紹介させて頂きました。

 

TOEFL(Speaking)

TOEFLは最後、なんとか105点に到達しました。飯島先生の個別指導を通じ、長らく18-20点で低迷していたTOEFL Speakingを22点で安定させることが出来たのが要因です。

 

飯島先生からはロジックのみならず発音やプレゼンという意識を持つことを勧められて以降、帰国子女の妻と週末にTask 1と2のみを30分から1時間程度練習すると共に、英語のスピーチを風呂に入りながら毎日、話者の話し方を真似てスピーチしました。私はちなみに、Carnegie Mellon Universityの教授であるランディ・パウシュ氏が卒業式で行ったスピーチを題材にしました。今でも空でスピーチしゃべれますし、内容がいいのでお勧めです。

 

最終的に「おかしい単語や表現はたまに出てくるが、話の意味がわからないことや、そもそも、何を言っているかわからないということはなくなった。」という評価が妻から得られるようになって、22で安定するようになりました。

 

スピーチや発音が大事なのは、MBAの授業でも変わりません。最初のセメスターからプレゼンの授業があり、多くのNative Speakerの前で何度もプレゼンをしましたが、事前に十分な練習させ行えば、高い評価を得ることが出来たことは大きな自信となりました。飯島先生のアドバイスを得て行ったTOEFL Speaking対策が土台になっていると感じます。

 

尚、TOEFL Listeningで29点を取ることができるようになり、105点に到達したのですが、これもAffinityのおかげですので、紹介させてください。

 

飯島先生より頂戴したアドバイスを踏まえ、2018年の7月末からOfficial GuideのListeningの問題を1日30分解き、105を取得する2週間ほど前に全問を解き終えました。間違えた問題以外も含めて、解説も全て読みました。(私はそれまで、Official Guideを解いたことがありませんでした。)

 

問題文のどこから問題が出題されているのか、自分の間違いがどこで発生しているかを理解し、間違える問題の傾向を掴みました。

 

また以前は、ノートをとらないスタイルだったが、ノートをとることで講義の内容の時間軸を理解し、解答を選ぶ上で参考にすることが大事だということが上記のOfficial Guideを解く中で見えてきたため、最終的にノートを取るスタイルへと変更しました。

 

また、AffinityのListening 1日セミナーにも出席し、ロジックだけで解かず、特に会話問題ではスピーカーの感情も読むことを意識することが大事なことを知りました。

 

上記の取り組みの結果、9月中旬から二回連続でLの29を取得できました。

 

最後に

忙しい受験生活の中、長文を最後まで読んでいただきありがとうございました。

何か、役に立つ情報があれば幸いです。また、勉強の進め方に悩んでいる方や、伸び悩んでいる方は、飯島先生の学習カウンセリングを受けることをお勧めします。

 

私は、TOEFLのSpeaking対策では妻の助力を得ることを、TOEFLのListening対策ではOGを解きなおすことを、GMATの数学対策では、なんと他の予備校の問題集をお勧めしてもらいました。予備校のカウンセリングだと、その予備校のコンテンツを販売されてしまうのではないか?そのようなカウンセリングに何故お金を払うのか?という気持ちの方もいらっしゃると思いますが、Affinityの飯島先生のカウンセリングに関しては、そのような心配は無用ですのでご安心ください。

 

私の受験全体について振り返ったHPがありますので、併せてご紹介いたします。

上記を読んで、もっと私の受験プロセスについて詳細を知りたいと思ってくださった奇特な方は、興味があれば時間がある時にのぞいてみてください。

 

https://2018-mba-1.jimdosite.com/

 

では、体に気を付けて、最後まで走り切ってください!

 

 

>>>>>体験談終了>>>>>