GMATの勉強をしていく上で、Official Guide の入手は欠かすことができません。Offiical Guide とは、GMATを作成している業者が出している、過去問を使った参考書です。英協が出している英検のテキストみたいなものです。


The Official Guide for Gmat Review

Graduate Management Admission (2002/12)
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これが、昨年まで販売されていた Official Guide 10th Edition (以下、10thと表記)です。残念ながら10thはもう出版されておらず、アマゾンのサイト等から古本を入手する必要があります。



The Official Guide for GMAT Review
GMAC
Blackwell Publishing (2005/10/12)
売り上げランキング: 2,760


これが、最新版のOfficial Guide (11th Edition)です。(以下、11thと表記)



The Official Guide for GMAT Verbal Review
GMAC
Blackwell Publishing (2005/10/31)
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これが、11thを補完すべく出版された GMAT Verbal Review (以下 Review と表記)です。数学篇も出ています(The Official Guide for GMAT Quantitative Review


さて、これらの教材のどれを買うべきか、私の結論を申し上げます。何とかして 10th を入手してください。現在新品は販売されていませんが、上記のアマゾンのリンク等を利用して、何とか購入してください。


・11th は10thに比べて、解説が良くない。また、11thは10thと問題が多数ダブっている。また問題数も11thの方が少ない。


10thも決して解説が分かりやすいわけではないのですが、少なくともほとんど間違えはありません。それに比べ、11thの解説はヒドイ! 同業の友人と研究をしたのですが、11thの解説の質の低さに呆れ返りました。(11thは、問題の質自体は低くありません。解説が良くないと申し上げているだけですので、誤解しないでくださいね。) 昨年、GMATの作成業者がETSからACTへと変更になっており、それが解説の質の低さの原因ではないかと思われます。問題作成者と解説作成者が異なる人たちで、解説作成者が実力不足、研究不足なのだと思います。また、11thの問題の大部分は10thと全く同じであり、いくらか新しい問題が加わっているだけです。たとえば、SCの場合、11thに入っている156問のうち、90問は10thと全く同じものです。また、問題数も、10th: 268問 → 11th:156問と激減しています。ただし、11thには、10thにはなかった新しい問題も入っている(SC:66問、SC:63問、RC:67問)ので、10thの勉強が終わったら、これらの新作問題に手を出す価値はあります。(ただし解説には期待しないでください)


・Reviewは、10thと問題が全く同じ!


Reviewには、SCの場合113題問題が入っていますが、全て10thと同じ問題です。したがって、10thを入手できた方はReviewを購入する必要は全くありません。

結論を繰り返します。まずは、10thを購入して全問解いてください。さらに余裕がある方は、11thも購入して新作問題を解いてください。(ただし解説には期待しないこと)そして、Reviewは購入する必要は全くありません。



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