ぼくは そとを あるく ことに した。 てんきが いいから。

絵本「あるく」 作・絵 及川賢治、竹内繭子



1歳半になる双子の娘たちが泣き出したので、妻に「絵本を読んであげて」と頼まれました。私は「え、今は調子が悪い(気分が落ち込んでいる)から・・・」と断りかけたのですが、たまには父親らしいこともしなきゃなあ、と妻に渡された絵本を読みだしました。


読んでいるうちに、私が感動してしまい、大泣き。(苦笑)娘たちは、びっくりしたのか、あきれたのか、ともかく泣き止んで、私のことを不思議そうに眺めていました。「娘たちを泣き止ませる」という目標は一応達成。(笑)


私は、感動で大泣きしたおかげで、気分が劇的にすっきりしました。天気が良ければ、歩けばいい。風が吹いたら、前のめりに歩けばいい。水たまりができていれば、大股で歩けばいい。生きるとは、そのような単純な作業の繰り返しなのかもしれない。時の流れに身を任せて、飄々と生きる。そんな教えを、この絵本から受け取りました。


絵本の力はすごい。絵本は、大人こそ読むべきではないだろか。


大人が絵本に涙する時


生きる力、絵本の力