タモリさんの芸の代表格は「言葉遊び」ではないでしょうか。


今回の文章と動画は、一部「お下劣なお笑い」や「下ネタ」だと認識されうる内容を含みますので、苦手な方はこれ以上読み進めないようお願い申し上げます。


7ヶ国語バスガイドネタ

デタラメ中国語講座 


私も、レベルは低いですが、同じような類のネタが得意です。(笑)一番得意なのはシングリッシュ(シンガポール、マレーシア地方の英語)ネタ」なのですが、「お下劣だ」「差別だ」「彼らをバカにしている」等の批判を受けることがあるので、めったに披歴(?)はしません。(苦笑)私は若い頃、シンガポールやマレーシア出身の方々と英語で交流する機会が多く、彼らのことが大好きであることが前提でこのようなネタをやるのですが、誤解を招くこともあるわけですね。「誰も傷つけることのないお笑い」は難しいです。


タモリさんのテレビ企画では、私は「ボキャブラ天国」と「空耳アワー」が大好きです。先日、某学校の某英語クラスで、以下の「農協牛乳」ネタを一緒に見て、英語リスニングの勉強法を語りました。(笑)



これ、何度聞いても「農協牛乳」としか聞こえなかったのですが、今回あえて「Don't stop dancing!」だと「思い込んで」何度か聞いてみたところ、なんとか「Don't stop dancing!」と聞こえるようになりました。

人間は、物事を見たいように見て、音を聞きたいように聞く生き物だと私は思うのです。「認知」が問題なのですね。よって、英語のリスニング力を上げたければ、ネイティブが実際にどのように喋るのかを、このようなお笑いのノリで学べばよいわけです。

私は中学生の時に、ハイディー矢野氏の以下のテキストでリスニングを学びました。テキスト以外にも、百万人の英語という番組にゲストとして出演したこともあります。(懐かしい)


ハイディ矢野のET (〔Part1〕) (ブックス フォー ミリオンズ シリーズ)


"get up"は、多くのアメリカ人が「ゲトアップ」のように「"t"の音」を明瞭には発話せず、「ゲラップ」と「日本語のラ行に近い音」で発音します。これを、ハイディさんは「ゲラゲラ・メソッド」と名付けていたと記憶しています。他にも"go to"が「ゴル」という音になるので「ゴルゴ13・メソッド」みたいな解説をしていた記憶があります。(私の記憶はあてになりませんが。) このような英語の学び方には、専門家からは批判もありますが、私は「アリ」だと思うのです。


閑話休題。語学習得において、特に大人になってから外国語を学ぶ場合は、タモリさんの「空耳アワー」的な発想を意識することが私は有効だと思うのです。