肯定的な言葉を発信しよう。頑張ろう日本。



トイレの神様(DVD付)



上記のアマゾンへのリンクを辿っていただくと分かりますが、「トイレの神様」のカスタマーレビューが「星3つ」と低いのでびっくりしました。「曲が単調」とか「曲が長い」等の批判が見受けられます。「曲が長い」なんて批判をするなら、さだまさしの「親父の一番長い日」は約12分だぞ! 「トイレの神様」よりも長いんだぞ。どうだ、参ったか!(笑)ここまで書いていて気付いたのですが、植村さんとさださんの音楽は似ているのかもしれません。比較的単純なメロディーに乗せて、純な家族愛を語る。周りから「単純だ」とか「野暮だ」等の批判を受けることを承知で、家族のつながり等の平凡な、しかし大切なメッセージを発信する。「ありがとう」「好きです」等の肯定的な言葉をしっかりと発信しよう。


肯定的な言葉を発信しよう。頑張ろう日本。


週刊ポスト紙上で内田樹氏が「否定的なことば」を抑制すべきだ、と発言されています。


「茂木健一郎さんもツイッターで書いていたけれど、こういう状況のときに『否定的なことば』を発することは抑制すべきだと思う。いまはオールジャパンで被災者の救援と、被災地の復興にあたるべきであり、他責的な言葉遣いで行政や当局者の責任を問い詰めたり、無能力をなじったりすることは控えるべきだ。」(週刊ポスト 2011.4.1号 p.49より)


私は原子力発電所の事故に対する対応の悪さを話題にしようと思っていたのですが、内田先生の教えに従うことにします。責任論は後にして、まずは復興を語ろう。このような時代だからこそ、言葉が人を動かす。危機の時代にこそ希望を語ろう。破壊の規模が大きすぎるが、まずは身の回りの人を大切にすることから始めよう。そして、ちょっとしたことに感謝の気持ちを伝えよう。


村上龍氏による、New York Times紙上での以下のメッセージにも勇気づけられました。

http://www.nytimes.com/2011/03/17/opinion/17Murakami.html?_r=3

タイトルの"Amid Shortages, a Surplus of Hope" は「不足の中にこそ希望が満ちている」という意味だと思います。


肯定的な言葉を発信しよう。頑張ろう日本。