今回のハワイ旅行中にも、何度か「英語が上手だ」とほめられました。"You speak English well."と。


入国審査の際にもよく言われるので、"You, too."(あなたもね。)という冗談を返してやろうという誘惑に襲われるのですが(笑)「トラブルに巻き込まれかねないから、入国審査の時だけは止めてくれ!」と妻に禁止されている次第です。ははは、そりゃそうだ。


中学生の頃、恩師の持丸先生(浅野中学・高校英語科)に、「英語が上手いと褒められているうちは、まだ甘い」と言われていたことを思い出します。たしかに「上手い」というコメントをもらうということは、ネイティブスピーカーではないことがばれているわけですね。あるいは「発言の内容が大したことがないから、英語を褒めるしかない」可能性もあるわけです。ごもっとも。


ただ、旅行中に"Are you from here?"(地元の出身なの?)と店員さんに尋ねられたのは、うれしかったですね。ただの自慢じゃないかって? ははは、その通りです。(失礼)


でも、逆に、ハワイで英語が通じなかったことが一度ありました。10年ほど前のことですが、ハワイのラナイ島でピザを注文した際に「バジルを追加してくれ」と伝えたかったのです。私は「バ(æ)ゾー」と3回ほど発音したのですが、全く通じなかった。(涙)後で調べたら、「ベイ(ei)ゾー」がアメリカの標準発音なのですね。でも、言い訳なのですが、「バ(æ)ゾー」という発音も、辞書には表記されているのですよ。地域によっては「バ(æ)ゾー」でも通じるはずなのですが。(苦笑)英語圏の人同士でも、出身地の違いによって会話が成立しないことがあります。オーストラリア留学中に、親友だったEd君(アメリカ人)が、「オーストラリアの英語は、僕でもよく分からないことが多いから安心しなよ。」と言ってくれたことを今でも覚えています。日本でも、方言の違いから会話が成立しないことがあるのと同じことですね。


いずれにせよ、英語圏在住経験があまり長くない(2年弱です)私としては、英語圏に旅行をするだけでも色々な刺激を受けます。「英語を教えるプロ」という立場だと、自分自身の英語力が落ちても、さほど仕事には支障がないのが現実です。が、そんな状況に甘えていてはいけないですよね。私も私なりに頑張ります。