「でもそんな苦悩のなかで一つだけ悟ったとするならば、重要なのは覚悟があるかどうか、腹をくくってクライアントと向き合えるかどうかだということでした。」(NLPカウンセリング・システムセラピー入門 畦昌彦著 「はじめに」より抜粋)
私はこの本の「はじめに」を読んで、感動で身震いがしました。畦先生の「覚悟」が本物であることを、畦先生の講座を受講したことがある人間として「知っている」からです。覚悟をもって、極端に言えば命がけでセラピーを実践している人だから書けた本なのだと思うのです。
内容的にも、NLPだけではなく、フロイトやユングの理論についても言及されているバランスが良い理論書です。NLPをベースにした心理カウンセリングやヒプノセラピーを実践したい方にとっては「必読書」だと思います。私が心理学関連の本を読み漁っていた頃(20年以上前)に比べると、NLPやトランスパーソナル心理学等の発展のおかげもあり、心理学の理論が劇的に進化したのだと気づかせてくれた本でもありました。
私のヒプノセラピー講座に参加される方にも「課題図書」の1つとして読んでいただくことにしています。ヒプノセラピーも究極的には「カウンセリング」であり、理論武装をしておくにこしたことはありません。