宮台真司氏

名著「危機の構造」の復刻版が宮台真司氏と橋爪大三郎氏の協力によって出版されていることに友人からの指摘で先ほど気づきました。
 
 
私は宮台氏の良い読者ではないですが、氏が重要な仕事をされていることは社会学学徒の端くれとして私はよく理解しているつもりです。西部邁氏とテレビ番組で決裂した(西部氏が途中退席した)なんてこともありながら、西部氏が亡くなった後の追悼文(ラジオでのコメントだったかもしれません)で非常に的確な指摘をしていたのも宮台氏でした。
 
「危機の構造」は日本社会崩壊のプロセスを社会学のモデルで切り込んだ名著です。
 
宮台氏に刃が向けられたということで社会学学徒の私も刃を向けられた気分です。残念。恐ろしい。虚しい。合掌。